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「やをら」について

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やをら

​お店の名前には、どんな意味があるのですか?とよく質問されます。「やをら」とは「ゆっくり」という意味です。辞典によると、静かに身を動かすさま。また徐々に事を行うさま。とあります。当店は発酵あずきを中心に「あめこうじ」を発酵させ、糀の自然の甘さをお菓子作りに生かそうと始めました。発酵には6~8時間程の時間が掛かります。ゆっくり発酵が進むことをお伝えしたく「やをら」と名付けました。

「あめこうじ」との出会い

飲む点滴、美容と健康に!のブームにのり、甘酒を手作りし毎日を飲むようになり数年経っていたころです。私は当時、会社で経理の代行入力やPC教室、HP制作など行っておりました。秋田県大仙市の黒澤糀屋様からHP制作のご依頼があり、そこで「あめこうじ」の存在を知りました。HP制作するうえで、まずは全ての商品を頂いてみようと早速「あめこうじ」で甘酒を作りました。今までの米糀とは甘さ、美味しさのあまりの違いに衝撃をうけました。また秋田県に住んでいるのに、「あめこうじ」という秋田オリジナル麹を知らなかった私は、何年も損した気持ちになりました。

試行錯誤の「発酵あずき」

手作り甘酒を楽しんでいたころ、美容と健康にすぐれた食品であるとテレビや雑誌に紹介されていた「発酵あずき」を知り、早速作ってみました。何が正解はわからないままでしたが、レシピ通りに作ってもべちゃべちゃだったり、「あんこ」には程遠いもの。市販のものはないのか、検索すると作り方はすぐに見つけられても完成品は、ほぼないことに気が付きました。これは私と同じように「発酵あずき」の完成品を捜してる人は多いのかもしれない。完成品を販売出来れば「あめこうじ」をもっと県内外の方にも知って頂けるチャンスかもしれないと。

栄養価も高く、美肌、腸活さらに免疫力アップということなし、あとは「美味しさ」試行錯誤の日々の始まりでした。小豆の炊き方、水分量、発酵時間、何度も何度も作りました。

お店「OPEN」まで

「発酵あずき」がだいぶ形になってきて、どのように販売したらいいのか…。当初はカフェも併設した加工場を作りたく様々な方にご相談しました。異業種、未経験、右も左もわからない世界で、妄想とは違う現実の大変を痛感する日々。一歩ずつ一歩ずつ進んでまいりました。国道も鉄道もなく、上水道もない秋田県大仙市の片隅にある太田町。カフェを始めるには、膨大な金額が掛かることがわかり、諦めることになりましたが、沢山の方にご相談しながら、ご迷惑お掛けながら、助けて頂きながら、構想から1年以上経過し2022年2月にお店をオープンすることが出来ました。

OPENとベーグル

ベーグルが好きで、でも、この辺では本格的ベーグルがなかなか食べることが出来ない。それなら本格ベーグルを提供できないか、お店を始めると決めた時からあちこち探して、やっと出会えた東京のベーグル専門店さん。白神こだま酵母とゆめちからのベーグルは小麦本来の美味しさがむぎゅうと詰まっていました。これなら!とご相談して、作って頂けることになっておりました。しかし、加工場の場所決めに時間が掛かってしまい、ベーグルの販売予定からすでに半年以上経過してしまったので、それなら販売できる場所はあるのだから、ベーグルを先行販売しようと。他に健康茶、紅茶、TeaEAT(食べられるお茶)、ドリップコーヒー、ホーロー鍋や亀の子束子などの生活雑貨、お茶を楽しんでいただくための茶器などを自分の好きなものを集めOPENしました。

インスタグラム以外にはほぼ発信もせず手作りチラシを知人友人に少しだけ配っただけで始めたお店。準備が間に合わず、初日は値段のついていない商品棚。思い出すだけで恥ずかしいOPEN初日でした。OPEN初日は猛吹雪、そんな中、口コミ等で沢山のお客様にご来店頂けました。本当に有難く忘れられない1日となりました。心より感謝しております。ベーグルを先行販売したことで、すっかり「太田町のベーグル屋さん」と覚えて頂きました。

「発酵あずき」「雪国ぷりん」スタート

お菓子工房の建設には場所を決めるところから、何度も何度も計画を変更し、2カ月遅れの2022年4月からスタートをすることが出来ました。

まだスタートしたばかりで、少量で試作を重ねていた時とは違い、大量に作ると味や食感が変化し戸惑いながら、試行錯誤しながらのスタートとなりました。永遠と試行錯誤なのかもしれませんが、体に優しくて美味しいあめこうじを使用した発酵スイーツをご紹介出来るよう日々精進して参ります。

やをらの「これから」

秋田には美味しいものが沢山あります。秋田といえばやはり日本酒や漬物。それらも発酵食品であり、私たちが作る「発酵あずき」も発酵食品です。発酵あずきといえば秋田だよね!と言って頂けることを目標にオンラインショップなど県内外へどんどん発信していきます。また砂糖の代わりにあめこうじを発酵させた甘糀「糀シロップ」を使用した焼き菓子なども作ります。小さな小さな一歩ですが進んで参りますので、どうか宜しくお願い致します。

発酵あずき
​米糀スイーツ

秋田県オリジナル麹「あめこうじ」と北海道十勝産の「小豆」を8時間発酵させたもの。お砂糖は一切使用せずに糀を発酵させることで甘くなります。甘いだけでなくとても栄養価が高く、腸活や美肌効果にもおすすめです。

また米糀を発酵させた「甘糀(※当店では糀シロップと呼んでいます)」を甘味料とした砂糖不使用のプリンやシフォンケーキやブラウニーなど米粉と米糀を基本にした焼き菓子も販売しています。

ベーグル

白神こだま酵母と北海道産小麦粉ゆめちからで作ったベーグルは小麦の美味しさが味わえると評判。東京のベーグル専門店の職人さんが一つ一つ手作りしています。

​プレーンをはじめ、人気は甘いフレーバーのキャラメルチョコレートやブルベリークリームチーズ。お食事系では、岩塩ピスタチオや

、通に人気のハーブなども。和風フレーバーの紫いも黒ごまスイートポテトや黒蜜きな粉など毎週末に10種類前後常温ベーグル販売しています。平日は美味しさ変わらず冷凍ベーグル25種類以上販売しています。

健康茶を中心に
​生活雑貨も

店舗では、自宅でゆっくり楽しめる健康茶や紅茶、ドリップコーヒー、TeaEAT(食べられるお茶)、のむおだしなどは販売。

ホーロー鍋や湯呑、急須などの茶器、生活を彩る食器、また秋田の伝統工芸品である樺細工を販売しています。小さなお店なので品数はそれほど多くはありませんが、少しでも癒し時間のお手伝いになるような商品をご案内しています。

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